【萎縮性胃炎】
内視鏡検査(胃カメラ)では、胃の粘膜が薄くなり血管が透けて見えている状態です。
組織学的には胃の固有腺が減少・消失した状態のことを指します。
H.pylori感染や自己免疫性胃炎などが原因になります。
日本ではほとんどの萎縮性胃炎はH.pylori感染が原因です。
また萎縮性胃炎は胃がんの発生母地となりますので注意が必要です。
治療
H.pyloriの感染をチェックし、現行感染状態ならば除菌療法を行います。
H.pyloriの除菌後の患者さんや、既感染(自然除菌)の方は1年毎の内視鏡検査(胃カメラ)を行い、胃がんの早期発見に務めることをおすすめしています。