大腸カメラはなぜ痛い?どのように痛い?
大腸カメラ検査は、お腹の中にスコープを挿入するため、一部の人にとって痛みを伴うことがあります。この痛みは、スコープが腸の中に進む際に引き起こされるもので、お腹が圧迫されるような感覚や引っ張られるような感じがあります。
痛くなりやすい人の特徴
体型がふくよかな方や便秘の方は、大腸カメラ検査が苦痛となりやすい傾向があります。また、男性の方、特に筋肉質で体ががっちりしている方は一般的に入れやすいとされています。
大腸カメラ検査後の痛み
検査後に感じる痛みは、検査中に空気を腸に入れることで引き起こされます。また、挿入に苦労したり、時間をかけて引き伸ばされたりすることで、後から痛みが続くこともあります。
患者にできる大腸カメラを痛くなくする方法
患者さん自身ができる方法としては、検査前に便秘を解消し、お腹をきれいな状態にすることが挙げられます。スコープ挿入がより容易になるためです。そのため、検査前の食事にも注意を払うことが重要です。
医療機関の大腸カメラを痛くなくする工夫・技術
医療機関側では、スコープの挿入技術や機器の改良により、患者さんの苦痛を軽減する努力が行われています。特に、スコープを挿入する際に、大腸を畳む術者の技術が痛みを和らげる最適な方法です。しかし、腸が太い方や便秘の方など、特定の条件を満たす患者さんはどうしても痛みを感じやすい印象です。そのため当院では鎮静剤を使用することで多くの患者さんが苦痛なく検査を終えています。
文章 ~医師 小橋~