ピロリ菌の3次除菌
1. 対象となる方
- 2次除菌が不成立であった方
- 薬剤アレルギーなどで保険診療での除菌が出来ない方
2.治療前の検査
まずは受診当日に尿素呼気検査を行います。
最終の食事から4時間以上あけて来院ください。
受診の時点でピロリ菌感染が継続しているのかをきちんとお調べしてから治療を開始します。
3.実際の治療
下記の 3 種類のお薬を 1 日 2 回に分けて 1 週間内服します。約 70-90%の人が除菌に成功します。
- ボノプラザン 40mg
- アモキシシリン 1500mgもしくはメトロニダゾール500mg
- シタフロキサシン 200mg
4. ピロリ菌の除菌判定について
除菌内服治療終了後、少なくとも 8週間以上経ってから判定します。プロトンポンプインヒビター* (ボノプラザン、エソメプラゾール、オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールなど)を服用している と偽陰性となる可能性がありますので、4 週間以上前から休薬するか、他の薬剤に変更しておく必要 があります。
不明な場合はかかりつけの薬局で「どの薬剤がプロトンポンプインヒビターですか?」と確認するといいでしょう。
5.除菌の料金
3次除菌は自由診療(全て実費)となります。
診察、検査、薬剤代を合わせて27220~29180円前後の費用がかかります。
4万円前後が一般的ですので、リーズナブルだと思います。
- 診察料金 15000円
- 薬剤の代金(薬局でのお支払いになります)
すべて先発品の場合 ⇒ 9180円前後
可能な限りジェネリック薬の場合 ⇒ 7220円前後 - 徐菌判定のための尿素呼気検査(もしくは便中抗原検査) 5000円
注)1回目の診察料金には尿素呼気検査の代金も含まれます。診察のみでも、尿素呼気検査を行っても一律の料金です。
注)初回の尿素呼気検査が陰性だった場合は、便中抗原検査を行います。この場合は+1500円となります。
注)除菌判定の検査・診察費用は尿素呼気検査でも便中抗原検査でも一律で5000円です。
注)ジェネリック医薬品
先発医薬品の特許等の期間満了後に販売される医薬品がジェネリック医薬品です。