先日、日本消化器内視鏡学会よりプロポフォール鎮静についての注意喚起がありました。
プロポフォールの非麻酔科医による使用についてです。
米国麻酔科学会(ASA)の全身状態分類システムにおけるASA-PS 分類Ⅰ(健康)またはⅡ(軽度の全身疾患)の患者さんに限るようにとの内容でした。
当院では内視鏡の鎮静に主としてプロポフォールを使用しており、かつ透析を行っている患者様はASA-PS 分類Ⅲに該当します。
院内での協議の結果、学会からの注意喚起に従い、麻酔科医が不在である当院では透析中の患者様のプロポフォール鎮静は行わない方針にしました。
今後は透析中の患者様のご期待に沿う形での内視鏡検査が行えなくなります。
透析を行っている患者様で「苦痛なく胃カメラ・大腸カメラ検査が受けたい」というご要望がございましたら、
今後は総合病院へのご紹介を検討もしくは、総合病院への受診をおすすめさせて頂く思います。
正直、苦渋の決断です。ご理解頂けますと幸甚です。
大変申し訳ございません。
~理事長 山岡肇~