当院の胃内視鏡検査の強み
当院の内視鏡の強みは主に5点です。
- 鎮静剤の使用した苦しくない胃カメラ
- NBI併用拡大内視鏡の使用
- 経験豊富な医師による胃カメラ検査
- AIによる内視鏡画像自動診断システム開発への参画(東北初)
- 検査後は寝たままストレッチャーで移動
順番に説明します。
強み① 鎮静剤の使用した苦しくない胃カメラ
眠っているような状態で検査を受けられます
一般的には「麻酔をしてもらった」と表現されることも多いですが、麻酔ではありません。「薬剤による鎮静」と表現するのがより正確かもしれません。
このような方は是非鎮静剤をご希望ください
など上記に当てはまる方は是非ご検討ください。
検査台に横になって頂いてから、注射で投与すると効果はすぐに現れます。内視鏡検査後はしばらくベッドで休んで頂くことになります。効果の持続時間は薬剤の種類によって様々です。鎮静剤を使用すると、患者さんの苦痛を抑えた検査を受けることが可能ですがメリットはそれだけではありません。追加のメリットは主に2点です。
メリット1、胃壁が十分に伸展するため、胃内をくまなく観察することができます
内視鏡を受けたことのある方はおわかりでしょうが、内視鏡は喉の反射だけが苦痛なのではありません。胃に大量に空気をいれられることも非常に苦しい
のです。その「空気を入れられる苦しさ」を鎮静剤で緩和することにより、スコープから胃内に入れられる空気の量を増やせます。その結果として胃壁のヒダがよく伸びて、より見落としの少ない検査につながるのです。
メリット2、観察に余裕が生まれ、正確な診断につながります
嘔吐反射により患者が苦しがっていた状況では、
胃が動いてしまい十分な検査ができないことがあります。
また病変を疑うものが存在したとき、数秒でもいいですから
詳細に観察ができれば正確な判断につながるでしょう。
内視鏡中の数秒間の余裕は医師にとっては大変に有難いものなのです。
鎮静剤を使用した際の注意点
- 検査後は車の運転ができません。鎮静剤を使用すると原則として当日の車の運転は控えて頂きます。
そのため、鎮静剤の使用を希望される場合はその点を考慮する必要があります。 - 副作用が出現する可能性があります。薬剤ですのでプラシーボ効果も含めて副作用の報告があります。血圧や呼吸の一次的な低下や、アレルギー反応などです。当院の医師は治療内視鏡に精通しています。
ここ10年での治療内視鏡の進歩は目覚ましく、使用する薬剤も大きく変化しています。最新かつ豊富な経験をもとに、患者さんの体格や年齢、お持ちの病気なども考慮にいれた上で鎮静剤の種類や量、組み合わせを
調整することが可能です。 他院で鎮静剤を使用しても苦しかったという方もご相談下さい。
強み② NBI併用拡大内視鏡の使用
最先端内視鏡検査機器により胃がん・大腸がんの早期発見を実現します
この内視鏡システムを使用して、実際の胃壁を観察したときの感動はいまでも覚えています。2007年のことでした。約80-100倍に拡大された胃の表面にNBI(Narrow Band Imaging)と呼ばれる特殊光を当てると、胃の毛細血管のなかを流れる赤血球がはっきり認識出来たのです。内視鏡から発する光を415nmと540nmのみに設定したのがNBIです。
3mmの早期胃がんの写真です。
NBI併用拡大内視鏡で観察すると、このように見えます。
下の写真がフルズームで観察している写真です。
拡大内視鏡での観察の先には
流行りの経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)とは
全く別の世界が広がっています。
ここでは原理の詳細は割愛しますが
この波長はヘモグロビン(赤血球の成分)の光学特性に着目して選択されています。
これにより2つの大きなメリットが生まれました。
- 表面の微細血管が鮮明に見えること。
- 胃の壁の表層の情報のみが映し出されること。
表面の微細な血管や構造が確認できるわけですから、これまで発見出来なかったがんが見えるようになるのは当然です。
市販されて10年ほどが経過しましたが、胃がんや食道がんの内視鏡診断、特に存在診断についてはまったくの別次元になったと言っていいと思います。
実際、この機器に研修医時代から慣れ親しんでいる若い世代の内視鏡医は1㎝のがんを容易に発見します。
NBI併用の拡大内視鏡を駆使することで初めて
「小さながんを発見して、内視鏡で根治治療を行う」という内視鏡医の理想を
当たり前に提供できる世の中がやっと来るのではないかと感じています。
強み③ 胃がん内視鏡治療の経験豊富な医師による検査・診断
多数の内視鏡検査に取り組んできた内視鏡医が責任をもって検査から診断・説明まで行います
上記のNBI併用拡大内視鏡は素晴らしい画像を我々内視鏡医に提供してくれますが
問題点があります。
良質な拡大画像を得ることは技術的に困難であったり、拡大画像を用いてがんを認識することは修練が必要です。
しかし、当院の院長は全国有数の胃がん内視鏡治療施設である、仙台厚生病院で指導的立場にあった医師であり、日常的に拡大内視鏡は使用してきました。もはやNBI併用拡大内視鏡がなければ日々の検査が不安ですらあります。
仙台厚生病院には県外からも含めて
非常に多くの早期胃がんの患者さんが集まっていました。
その多数の患者さん方の画像に接することができたことは
当院の院長と副院長にとってかけがえのない経験だったと感じています。
強み④ AIによる内視鏡画像自動診断システム開発への参画
業界最先端のAIが搭載された内視鏡検査機器
胃がん・大腸がんの見逃しを限りなく減らします
上記のNBIにおいての問題点の解決法の一つがAI診断です。
強み⑤ 検査後寝たままお休みいただけます
内視鏡検査後は、ベットを移動させ、リカバリールームでゆっくり休んでいただけます。
麻酔を使って内視鏡検査を行った場合、検査終了後はふらふらの状態です。その状態で歩いてリカバリー室まで移動するのは苦痛なため、当院ではストレッチャーを使用しておりますので、検査終了後にそのベットのままリカバリー室まで移動していただき、そのままお休みいただけるようにしております。
当院の大腸カメラ検査の強み
当院の大腸カメラの強みは9点と多数あります。
- 無痛の大腸内視鏡を目指す配慮
- 鎮静剤を使用した大腸内視鏡
- 下剤を飲まない内視鏡
- 院内で前処置薬を内服
- 拡大内視鏡による診断
- 日帰り大腸ポリープ切除
- 1日で胃カメラ・大腸カメラを両方提供
- 検査後は寝たままストレッチャーで移動
- AIによる内視鏡画像自動診断システムを導入(東北初)
順番に説明します。
強み①無痛の大腸内視鏡を目指す配慮
痛いといわれがちな大腸カメラ検査
当院では無痛大腸カメラ検査の実現を目指します
苦痛の少ない大腸内視鏡には、医師の経験や気遣いが最も重要です。
その気遣いにはリラックスできるような医師・看護師の声かけなどのソフト面も含まれます。また、気遣いには設備やテクニックなどのハード面もあります。・先端フードを用いて送気量を最小にすること
- CO2送気で検査中や検査後のおなかの張りを抑える
- 鎮静剤を使用するといったものです
仙台消化器・内視鏡内科クリニックでは痛みの発生を極力抑えるために
先端フードを装着し、送気を最小限にすることで柔らかな状態を保った腸管を、
スコープで手前に手繰り寄せながら折りたたんでいき、腸が伸びないようにすることで
痛みが出にくい大腸カメラ検査を実現させます。
お腹の張りを抑える二酸化炭素ガスを使用
当院ではでは内視鏡検査時の送気に空気ではなくCO2(二酸化炭素)を使用します。
CO2は窒素(空気の主成分)に比べて、腸管から約35倍の速さで吸収されるとのデータがあります。
送気をCO2にすることで検査中、検査後のおなかの張りを抑えることが出来るのです。
強み② 鎮静剤を使用した大腸カメラ検査
まるで寝ている状態で受けられる大腸カメラ検査
内視鏡検査が不安な方にオススメです
仙台消化器・内視鏡内科クリニックの鎮静剤を使用した内視鏡検査の利点、ズバリ不安や苦痛の軽減です。どのような検査でも、検査を受けることは患者さんにとって不安なものです。
それが大腸カメラともなると、不安や羞恥心を強く感じるかたもいらっしゃるでしょう。鎮静剤を使用することで、不安を和らげることが可能です。大腸カメラが初めての人
大腸カメラへの不安が強い人
以前の大腸内視鏡検査で強い痛みを経験したひと
腹部の手術を受けたことがあるひと
そのようなかたは鎮静剤の使用を推奨致します。
鎮静剤使用のデメリットに検査後は車の運転が出来ないことが挙げられますが
当院は泉中央駅徒歩1分に立地をしており、お車以外の交通の便が非常に良いのでご安心ください。
薬剤であるため一時的な血圧低下や呼吸の弱まりなど副作用の報告がありますが
※当院では医師、看護師が常勤しておりますので、体調を崩された際にはすぐに対応ができます。
鎮静剤使用が可能なクリニックや病院では8~9割の人が、鎮静剤の使用を希望すると言われています。確かに内視鏡検査は定期的にうける必要のある検査ですので、苦痛を極力抑えた検査であるべきだと思います。
しかし、実は一般的なクリニックや病院では鎮静剤の活用は一般的ではないのです。
理由は主に3つあります。
安全に鎮静剤を使用できる医師が限られている
鎮静剤を使用した内視鏡治療や内視鏡検査の経験が豊富に求められます。
鎮静剤の使用に不慣れで、経験の少ない医師による鎮静剤の使用はリスクがあるからです。
しかし仙台消化器・内視鏡内科クリニックでは仙台厚生病院で中心的に大腸カメラ検査を担当し、豊富な実績を持つ医師が担当を致します。鎮静剤の使用に関して当院の主治医が責任持って判断させていただきます。
②鎮静剤を使用するためには、余分にコストがかかる
血管に留置する針などの物品費やその作業を行う看護師の人件費などのコストが余分に発生します。
これらはクリニックの持ち出し費用となるため断念するクリニックが多いです。
しかし仙台消化器・内視鏡内科クリニックでは、患者さんに苦痛の少ない内視鏡を受けて頂くためには、このコスト負担は当然自院が負担すべきであると考えています
③鎮静剤使用に対応した設備や、広さが必要
鎮静剤を使用した胃カメラや大腸カメラを受けて頂いた後は、しばらく院内で15分~1時間程度休んで頂く必要があります。
広さと賃料との兼ね合いで、クリニック内に検査後の人が休むための専用スペースの確保をすることが難しい場合もが多いです。
しかし仙台消化器・内視鏡内科クリニックでは休憩用のベッドを院内に多数用意させていただいており、検査を受けられた全ての方が休憩可能となっております。
強み③ 下剤を飲まない大腸カメラ
2Lの下剤をもう飲まなくていい!?
国内でも珍しい下剤を飲まない内視鏡検査ができます
「大腸内視鏡より、あの2Lの前処置薬を飲むのが辛かった」
「まずくて飲めたものではない」このような話を大腸カメラ経験者からお聞きになったことがあると思います。前処置薬を内服できないかたや、内服に大きな不安を感じていらっしゃるかたには
当院では「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を提供しています。
手順としては、まずは胃カメラ検査を受けていただきます、その際に胃や十二指腸に前処置薬を注入してくるのです。このように直接体内に下剤を流し込むことで胃カメラ検査後、20-30分で排便が始まり、1時間から2時間後には大腸は綺麗になります。
ここからは通常通りの大腸内視鏡検査を受けて頂くという流れになります。
胃カメラと大腸カメラを同時にできるというメリットもあるわけです。
実際にうけて頂いた患者さんには非常に好評です。
※当クリニックではすべての患者さんにこの方法を推奨しているわけではありません。
ご希望される際には、来院時に担当医にご相談下さい。
強み④ 院内で前処置薬を内服
院内で大腸カメラ検査前の前処置薬を飲むことができます
リラックスができる快適な個室をご用意致しました
大腸カメラ(下部消化管内視鏡)は前処置薬(約1.5Lの下剤)により腸内を洗浄する必要があります。前述しましたが、これが大変なのです。
当院では専用の個室が7ヶ所あり、院内で前処置薬を内服できます。
初めて内視鏡をうけるひとには不安があるはずです。
「上手に飲めるだろうか」「お腹が痛くなったらどうしよう」等々…
前処置薬を院内で内服することにより、医師・看護師によるアドバイスが可能です。
大腸カメラが初めてのひとにも安心・安全を提供できると思います。
また遠方の方は「病院に到着するまでにトイレに行きたくなったらどうしよう」という
不安があるでしょう。
先のトイレ付個室とは別に、当院には大腸カメラ検査用トイレがさらに男女別で合計6ヶ所もありますから、院内で前処置薬を内服すればトイレの心配もありません。
がんの撲滅に向けて1つでも多くの障壁を、どんな些細な不安でも解消できるようなクリニック環境を仙台消化器・内視鏡内科クリニックは目指しています。
強み⑤ 拡大内視鏡による診断
どんなに小さな癌も見逃さない!
最新の拡大内視鏡により高精度な診断を行います
仙台消化器・内視鏡内科クリニックの大腸カメラ検査では拡大内視鏡を標準装備しており非常に精度の高い検査結果をもたらすことができます。この精度の高い診断方法を駆使して初めて、
目の前のポリープに適切な治療を行えるわけです。
- 大腸の腺腫の通常観察
- 拡大観察で表面の構造を確認する
- 表面の構造から「腺腫」という良性腫瘍と診断
強み⑥ 日帰り大腸ポリープ切除
大腸がんのもととなるポリープが発見された場合
可能な限りその場で切除、日帰り対応ができます
多くのクリニックや病院では、まずは大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を行います。
ポリープがあった際には後日、再び腸管洗浄剤を内服して
大腸カメラを挿入し、ポリープを切除します。しかし上記のスケジュールでは少なくとも2回の腸管洗浄剤の内服が必要なのです。
院長も洗浄剤は飲んだことがあり、あの辛さは十分に理解してるようです。仙台消化器・内視鏡内科クリニックでは大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を行った際に
ポリープが見つかれば、その場で切除が可能です。
注意点です。
大腸ポリープの種類は多数あり、全てが切除を必要としているわけではありません。
前述の拡大内視鏡での診断を用いて、精度の高い診断を行いながら切除の必要性について判断します。
■抗血小板薬や抗凝固薬を内服中の方
■ポリープが非常に多数存在する方
■大きなポリープが見つかった方
などは入院での切除が安全ですので、連携病院への紹介を行います。
大腸ポリープ切除の実際の動画はこちらです。
強み⑦ 1日で胃カメラ・大腸カメラを両方提供
胃カメラも大腸カメラもまとめて同日検査可能!
検査を受ける日数を減らして負担を軽減
お仕事が忙しく、検査を受ける時間がとれない働く世代にこそ
内視鏡検査を受けて頂くことが大切だと考えています。
当院では1日で胃カメラと大腸カメラを行うことが可能です。
強み⑧ 検査後寝たままお休みいただけます
内視鏡検査後は、ベットを移動させ、リカバリールームでゆっくり休んでいただけます。
麻酔を使って内視鏡検査を行った場合、検査終了後はふらふらの状態です。その状態で歩いてリカバリー室まで移動するのは苦痛なため、当院ではストレッチャーを使用しておりますので、検査終了後にそのベットのままリカバリー室まで移動していただき、そのままお休みいただけるようにしております。
強み⑨AIによる内視鏡画像自動診断システム導入
業界最先端のAIが搭載された内視鏡検査機器
胃がん・大腸がんの見逃しを限りなく減らします
上記のNBIにおいての問題点の解決法の一つがAI診断です。