医療画像データベースシステムとは「J1Professional」
J1ProfessionalはPACS機能を備えた最新の画像ファイリングシステムです。
当院では以下のようなデータを管理しています。
- 内視鏡検査画像
- CT検査画像
- 紹介状に添付されたCD等のデータ
- 紙媒体のスキャナ取込
当院独自のフォーマットでレポートを作成
当院独自のフォーマットを使用し、専用レポートを作成しています。内視鏡専門医である院長の監修のもと、必要な検査情報をしっかりと組み込んだレポート作成が可能になっています。また「前回do機能」や「定型文」も設定が可能なため、レポート記載時間を短縮できます。その結果、検査終了にすみやかに患者さんにレポートをお届けすることが可能です。
JEDに対応
本システムはJEDに対応しております。JEDとは日本全国の内視鏡関連手技・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者様に最善の医療を提供することを目指した事業です。この事業による情報収集により各施設の医療の水準を明らかにする事でそれぞれの課題や特徴が明らかになり、患者側、医療を提供する側の双方に 大きな利益をもたらすと考えられています。
豊富な導入実績と電子カルテとの高い親和性
J1シリーズは様々な電子カルテメーカーやモダリティメーカーと連携実績があります。 電子カルテの端末にJ1Professionalをインストールすることで、ハードコストを削減でき、院内の美観を損なうこともありません。また、J1Professionalで記載したレポート内容は簡単に電子カルテにクリニック1回でコピーすることが出来ます。 上記のような特徴のため当院では、円滑に業務を進めることに一役買っています。
ランニングコストの削減を実現
このシステムは、前述したように機能の豊富さだけではなく、ランニングコストを抑えるようなシステム構成となっていることも、当院が選んだ理由です。
当院での導入履歴
当院でこのシステムを導入するにあたって、最も期待していたのが、「電子カルテとの連携」と「業務の効率化」という2点でした。 このJI1Professionalはこの点を解決しています。
下記のような、スケジュールで導入しております。
2019年9月 泉中央院でのJ1Professional導入
- 電子カルテ(PHC社)との患者情報の共有、患者ID連携によるビューア起動
- 院内の全検査データ(ES,US,CR,文書データのスキャナ画像,紹介画像)の管理
を柱として稼働開始
2019年12月 レポート入力の運用開始
- ドクター閲覧
- 入力のための院内用レポートの運用開始
2020年5月 レポートフォームのレイアウトおよび管理データを運用に合わせて改善
- 状況によりドクター、クラークのどちらも入力を行いたいとの要望からレポートフォームを調整
2021年6月 電子カルテとの連携機能を強化①
- J1Professionalで入力した所見や診断情報を電子カルテへ転記する運用を開始
2021年7月 検査を行った患者様へ渡すレポートの運用開始
2021年9月 長町院の開院と2施設間のデータを統合運用開始
- 泉中央院、長町院のどちらにご来院した患者様でも統一したデータを共有管理
2021年11月 電子カルテとの連携機能を強化②
- クラークの皆様の作業量軽減のご相談を受け、J1Professionalの検査データを 電子カルテへ転記する操作を1クリックで行えるよう特注機能を追加
上記の通りすでに本格的に、稼働しておりますので、当院ではJI1Professionalを最大限活用できる体制を整えております。
2023年9月 内視鏡所見を病理依頼伝票へ印刷することが可能に
インシデント0を目指し病理依頼伝票との連携を実現
病理依頼伝票は、医師が内視鏡所見を手書きで転記するのが一般的です。 しかし、JI1Professionalを使えば、該当の患者レポート画面から所見をワンクリックで病理依頼伝票に転記することが可能です。すべての検体会社さんと連携ができるわけではないですが、現在病理連携可能な会社はどんどん増えています。当院では、このシステムを活用することで、『迅速』に『正確』に病理検査の依頼を行えるように対策しております。