胃カメラでがんを発見できるのか
胃カメラでがんを発見することは可能です。一般的に胃カメラで見つけることができるがんは、食道癌、胃癌、十二指腸にできるがんが主になります。ただ、十二指腸にがんができる確率は高くありません。胃カメラ検査では早期がんを発見することが可能です。いかに早く発見できるかがその後の生活に大きく影響を及ぼします。ただ、あまりにも発生初期すぎると、まだがんが小さくて判別が難しいケースもあります。またがんによって発症のリスクも異なります。例えば食道がんの場合だと飲酒や喫煙により荒れてしまった食道に発生しますが、胃がんだと異なりピロリ菌によって痩せてしまった胃に出現するケースが多いです。
その他の部分に関して
耳鼻科領域の喉頭がんも場所によって発見することが可能です。また前述の通り十二指腸周辺も検査することが可能です。ただ、十二指腸は主に4つの部分に分かれており、一般的な胃カメラ検査では、2番目の部分までしか観察しないことがほとんどです。それ以上検査するとなると特殊なカメラが必要になりますがこの領域に病気が発生することは比較的まれです。胃カメラを使用した検査では大腸の観察はできません。そのため、大腸癌を発見する場合はお尻から大腸カメラを使用して観察することが必要になります。
文章 ~医師 小橋~