緊急事態宣言が発出されている地域に「2週間以内」に滞在歴のある方の内視鏡検査についてはお断りする可能性が高いことを改めてご了承下さい。
※注)2021年1月にも同様の発信をさせて頂きました
2020年4月22日付に示された「日本消化器内視鏡学会からの指針」に基づく判断です(現時点では新たな指針の発表はありません)。
下記が指針の抜粋です。
感染拡大を防ぎ、かつ医療従事者を守るためにも、少なくとも緊急事態宣言の期間中は緊急性のない消化器内視鏡診療の延期・中止が推奨されています。
新型コロナウィルスは「無症状」の感染者もいるからです。感染リスクのある方の緊急性のない内視鏡検査は感染拡大防止のために極力さけるべきです。
苦渋の決断ではあります。ご理解いただけますと助かります。
なお当院での診察の結果、医学的に「緊急の内視鏡が必要」と判断した場合は対応可能な医療機関への紹介に尽力します。
加えて「家族がPCR検査中で結果待ち」という方も当院での内視鏡検査はお断りしています。
しかし内視鏡検査は極力止めるべきではないとも考えています。新型コロナが蔓延しても、胃がんや大腸がんの患者さんが減るわけではないからです。可能な限りの安全対策を行いながら通常の検査としての胃カメラ・大腸カメラは休止すべきではないのです。