腹痛で悩んでいる方必見!現役医師が「腹痛の原因」を解説!
こんにちは!
当ブログでは腹痛に悩んでいる向けに
現役医師が「腹痛の原因」について解説していきます!
腹痛の種類と原因
腹痛は非緊急性と緊急性の2種類に分類され、それぞれ原因となる病気が潜んでいます。
非緊急性の腹痛(手術不要) | 軽い便秘、胃炎、食道炎、メンタル疾患など |
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緊急性の腹痛(手術必要) | 出血性病変(胃潰瘍や大腸がんなど出血を伴う病気) 虚血性病変(血栓症や塞栓症、など動脈硬化系の病気) |
緊急性の腹痛は、外科手術やカテーテル治療などの侵襲的な治療が必要となる重篤な病気が原因となっており、ほとんどの場合、何かしらの自覚症状があります。少しでもおかしいなと感じたら、早急に内視鏡検査やCT検査などを受けていただき、病気の特定と適切な治療を受けていただくことが重要です。
これまで当院で見てきた腹痛を症状とした病気
- 胆石
- 胆のう炎
- 急性虫垂炎(盲腸)
- 悪性腫瘍 など
私が当院に勤務してからは、緊急手術が必要なケースはごくわずかでしたが、まれに手術を必要とする患者様もいらっしゃいます。定期的に検査を受けていただくことで、腹痛の原因となる病気の予防や症状悪化を防ぐことができます。
緊急性の腹痛かどうかの目安
痛みなどの症状が自然軽快することなく断続的に続く場合は緊急性が高いことが多いです。
また、過去に経験したことがない痛みも緊急性の腹痛に該当しますので
早急に医療機関で検査を受けましょう。
腹痛の原因が分からないことはあるのか
結論として、腹痛の原因が検査では分からないことはあります。
その場合、精神的ストレスからくるIBS(過敏性腸症候群)などの可能性が疑われます。
IBS(過敏性腸症候群)は環境の変化、学校や会社の人間関係で悩む、強いプレッシャーに襲われるなど、精神的ストレスから便秘や下痢の症状が出る病気です。
また、IBS(過敏性腸症候群)は検査をしても消化器粘膜に異常が出てこないという特徴があるため、原因不明な疾患としてIBS(過敏性腸症候群)を念頭に置きます。
女性の腹痛の原因
女性の腹痛の原因は年齢によって変わります。
閉経前の方は、婦人科の子宮や卵巣関連の疾患がありますので
婦人科と消化器内科それぞれの科で、検査を受診していただくことをお勧めします。
特に閉経後の方は消化器内科関連の疾患が多くなります。
痛みに波がある腹痛について
※(痛みが出現したり、自然に消失したりを繰り返す様)
痛みに波がある腹痛は、前述の非緊急性の腹痛に該当する場合が多いです。
痛みに波があるということは、体が「改善しよう」と機能している証拠です。
腹痛を即効で治す方法
即効で腹痛を治す方法はございません。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
当院は内視鏡専門クリニックとして1人でも多くの方に、
胃カメラ・大腸カメラ検査を快適に受けていただけるよう努めております。
初めて検査を受けられる方も、既に受けたことのある方も是非お気軽にご相談ください。
皆様のご来院、スタッフ一同お待ちしております!