依然、インフルエンザやコロナなどの感染症も流行中ですが、
年末年始の忘新年会シーズンはノロウイルスなどの食に関する感染症も流行する時期です。
代表的な症状は、下痢や嘔吐、吐き気、発熱、腹痛、頭痛などがあります。
原因としては、二枚貝(カキやホタテなど)の飲食、十分に加熱されていない料理の飲食、調理者の手に付着したウイルスなどが挙げられます。
また、感染者の吐物や下痢便がチリやほこりとなったものを吸い込むことでも感染します。
対策としては、
・調理の前後に流水、液体せっけんによる手洗いをしっかりと行う
・貝類をその内臓を含んだままで加熱調理する際には十分に加熱して調理し、調理に使用したまな板や包丁は直ぐに熱湯消毒する
・食事を配膳する際にも手洗い、消毒をする
万が一、自宅などでノロウイルス症状の家族がいた場合は、
・嘔吐者にはなるべく人を近づけず、且つ素早く処理を行う
・嘔吐物や下痢便の処理をする際はマスク・手袋をしっかりと着用
・雑巾やタオルなどで吐物・下痢便をしっかりとふき取る
・眼鏡をしていない方は、ゴーグルなどで目の防御をする
・汚染物をふき取った雑巾・タオルなどはビニール袋にいれて密封して破棄
・汚れた衣類などを選択する場合は、最初に水洗い→次亜塩素酸で消毒→ほかの洗濯物と分けて洗濯する
ノロウイルスはアルコール消毒では死滅せず、必ず次亜塩素酸での消毒が必要です。
次亜塩素酸はドラックストアなどでも簡単に手に入ります。
ただし、次亜塩素酸消毒剤を使って手指などの体の消毒をすることは絶対にやめてください。
(国立感染症研究所 感染症情報センター ホームページより引用)
万が一、症状がありましたら受診をお勧めいたします。
また、発熱がある方は来院時に申告をお願いします。
~スタッフ一同~