GIF-XZ1200が2021年2月22日に発売になり、同日出荷されました。
当院には23日に配備されています。日本国内でも最も早い配備となります。
今回のスコープは「胃カメラ用」の拡大機能付きスコープです。従来のモデル(GIF-H290Z)では100倍までの拡大倍率でしたが、今回のGIF-XZ1200は125倍までの拡大倍率とのこと。むろん、拡大倍率は「表示画面のサイズ」にも依存します。この125倍というのは当院も採用している新発売の4K対応LCDモニター「OEV321UH」を使用した際のものです。
今回の「GIF-XZ1200」と新たな光源システムである「EVIS X1」、そして新発売の「4K対応モニタ」との組み合わせでの胃カメラ検査は、今までよりずっと質の高い拡大画像が得られることでしょう。
また今回の「GIF-XZ1200」には高速面順次システムが採用されていることも実際の検査では威力を発揮するものと思います。先だって発売された光源システム「EVIS X1」は高性能なだけに旧モデルのスコープとの組み合わせでは「色ずれ」が非常に気になりました。高速面順次システムはこの「色ずれ」を防止するための技術です。大きなストレスであった「色ずれ」が解消されることで、より質の高い画像が短時間で撮影できます。検査時間を大きく短縮してくれることでしょう。
今回の最新スコープ「GIF-XZ1200」も胃がんの早期発見に大きく貢献してくれるものと思っています。