宮城県のH29年度の「がん」の患者さんのデータが2020年6月に公表されました。
注目すべきは全がん患者さんに対しての部位別割合です。※上皮内がんを含む
男性では
1位 大腸がん 18.6%
2位 胃がん 17.4%
3位 肺がん 13.6%
女性では
1位 乳がん 22.6%
2位 大腸がん 17.3%
3位 胃がん 9.5%
胃がんと大腸がんを合わせると男性では36%、女性では26.8%もの割合となります。
新型コロナウィルスの影響で2020年春は、人間ドックや健診がストップしていました。
しかしながら、がんの患者さんの人数が今年だけ減るわけではありません。
健診や人間ドックの中止の影響は、がん発見数の低下(もしくは発見の遅れ)として今年の夏以降には問題になってくるのではないかと危惧されています。
このような時勢だからこそ、自分の体は自分で守る意識が大切です。
【ピロリ菌を除菌したひとは、年に1回の胃カメラを受ける】
【血便などの症状があれば積極的に大腸カメラを受ける】
【40歳を過ぎれば、必ず一度は大腸カメラを受けて癌になるポリープを切除しておく】
これらが非常に大切になります。