オリンパスから新内視鏡システム「EVIS X-1」が本日(2020/7/3)発売されました。
当院では国内最速、2020/7/4に導入します。
新内視鏡システム「EVIS X-1」は約8年ぶりのフルモデルチェンジする、オリンパスの最上位機種の内視鏡システムです。EDOF(Extended Depth of Field:被写界深度拡大技術)、RDI(Red Dichromatic Imaging:赤色光観察)、TXI(Texture and Color Enhancement Imaging:構造色彩強調機能)などの新技術が搭載されています。
要するには「さらに画質も良くなって、検査も行いやすくなる」ということです。病変の発見精度・診断精度も向上し、検査時間も短縮が期待できるのです。
スコープも新機種が同時に発売されました。「GIF-EZ1500」です。このスコープも導入します。新たに開発されたCOMSイメージセンサを搭載し、従来のハイビジョンを上回る画質となっています。EVIS X-1のEDOFとGIF-EZ1500のDual Focusとの組み合わせも非常に楽しみです。
モニタも新発売されました。32インチと、従来のモニタよりも大きくなり4Kに対応します。
また3月に発売され、当院が国内で最速導入した「ハイビジョン細径内視鏡 GIF-1200N」もEVIS X-1で運用することになりますので、さらなる画質の向上が期待できます。これでGIF-1200Nもフルに性能を発揮してくれるでしょう。特に仙台市の胃がん検診(胃カメラ検診)においては大活躍をしてくれるはずです。この「GIF-1200N」+「EVIS X-1」の組み合わせで胃カメラ検診を行うのは、宮城県では当院のみです(2020/7 時点)。
今回発売になった「EVIS X-1」「GIF-EZ1500」「新型モニタ」は、他社の内視鏡システムや、オリンパスの従来の内視鏡システムに比べて非常に高額です。しかし、これには価格以上の価値があります。胃がんの発見精度・診断精度もさらに向上するでしょうし、検査時間もさらに短縮できるでしょう。