内視鏡検査に来院したとき、待合室に風邪症状の患者さんがいるのは、このご時世では 不安なものです。 「流行性の病気をもらうかもしれない」と感じて当然です。 しかし、当院ではあまり心配がないのかもしれません。 理由は3点です。 ① 内視鏡検査を受けにいらっしゃる患者さんが大半 ② 完全予約制であるため、風邪症状の患者さんは受診しない ③ 内視鏡予定の患者さんが検査当日、発熱などがあった際には「個室隔離」する 上記の理由から、当院へ受診される患者さんは過度の心配は必要ありません。 クリニック内でインフルエンザや新型コロナウィルスへの感染リスクは最小限な状況です。 安心して内視鏡検査を受けにいらして下さい。 上記を順番に解説します。 ②完全予約制であるため、風邪の患者さんは受診されない についてです。 クリニックの医療資源は限られています。 あくまでも当院はクリニックであり、総合病院や救急指定医療機関ではありません。 2019年12月から当院では「完全予約制」に移行しました。 限られた医療資源で、理想の医療を追求するためです。 その後は、外来の予約は新患で約1週間後、 再診でも4日後が最短の予約タイミングである状況が続いています。 受診の要請に十分に答えられない現状は反省すべき点でもありますが、 患者さん同士での感染リスクを下げることに繋がっています。 「今日は調子が悪い、熱があるから受診しよう」 の患者さんに対応できない状況なのです。 その結果は明白です。 12月および1月で、インフルエンザが院内で陽性になった患者さんは1人ずつです。 いずれの患者さんも、内視鏡の予定で来院され、発熱があり検査をしたら「陽性」だった 患者さんです。 ですので「胃カメラを受けに来て、 インフルエンザや新型コロナの患者さんと待合室が一緒」 というリスクは、当院では当てはまらないのです。 ③内視鏡予定の患者さんが検査当日、発熱などがあった際には個室へ「隔離」する 当院には「発熱患者さんの隔離個室」があります。 ②もあり、発熱の患者さんを診療することはほとんどないのですが、 受診時に患者さんに発熱がある場合は「個室に隔離」する体制が整っています。 感染リスクは最小限にする対応をしています。 当院は「良質な内視鏡を届ける」ために運営しています。 感染症リスクは最小限な状況となっていますので 安心して検査を受けに来院して下さい。
2020.02.28