院長の山岡です。
開院して1年が経ちました。おかげさまで初年度の内視鏡件数は「4033件」でした。
発見した消化管がんの患者さんも集計しました。・胃がん 21名
・大腸がん 33名
・食道がん 4名
・十二指腸がん 2名
大腸がん以外の患者さんはほとんどの方が早期での発見です。
問題は大腸がんの患者さんについてです。院内で切除しえた、早期がんの患者さんは12名でした。
しかし高次医療機関に紹介が必要な、進行したがんの患者さんが21名いらっしゃいました。
大腸がんは
① 症状が出にくいこと、
② 大腸カメラも敷居が高い検査であること、
などで発見が遅れがちになるといわれています。
まさにその通りの結果でした。
今後とも「大腸カメラの敷居をいかにして下げるのか」については
クリニックの目標のひとつとして取り組んでいきます。
「胃がんや大腸がんで亡くなるひとを0にしたい」と妄想のような目的を掲げて、2018年7月2日に開業。
この一年はあっという間でした。
開院当時は医師2名、看護師3名、MC(医療事務)3名でのスタートでした。今では20人に迫ろうかという大所帯になっています。
うちはスタッフが優秀です。日々の目の回るほどに忙しい勤務のなか笑顔を絶やさずに、ミスなく業務にあたってくれています。
また患者さんにご協力頂いたアンケートについても毎日、ミーティングで読み上げます。改善点を洗い出し、すぐに対応するためです。
そのようなスタッフの努力が、患者さんに支持されて初年度で4000件を超える内視鏡件数に繋がったのだと思います。頭が下がる、としか言いようがないです。
また副院長の川端先生や非常勤の先生方からは毎日のように忌憚のないご意見を頂きました。今後もご指導を仰ぎながらクリニックの運営をしていきます。
来年は「長町分院」も開院する予定です。
「胃がんや大腸がんで亡くなるひとを0にしたい」という妄想のような目的を忘れずに内視鏡専門クリニックとして、良質な内視鏡検査を患者さんに届けられるよう精進してまいります。
2019.9.4 山岡 肇